三八式歩兵銃

ARISAKA M1905 RIFLE

日露戦争が終わった明治38年(1905年)に日本陸軍の制式となった三八式歩兵銃です。東京造兵工廠の有坂さんがデザインしたため、その後アリサカ・ライフルという名称で世界に知られています。世界の軍用小銃でもトップクラスの性能を誇り、そのため第2次大戦が終わるまで、日本軍はこの銃一本を頼りに戦ったと言っても過言ではありません。KTWは初期の三八式をモデルにしました。主要部分に鉄を使い、確実な作動、耐久性に優れたものとなっています。もちろん命中精度は実銃同様、天下一品です。

仕様
全長:1,276㎜ 

重量:3.45㎏ 

口径:6㎜BB

装弾数:22発 

インナー銃身長:470㎜
機構:ボルト式エアーコッキング 

銃床:国産オニグルミ 

材質:鉄・真鍮・アルミ・亜鉛ダイキャスト
   ABS樹脂  

付属品:ダストカバー
価格:¥108,000(税別)

第14ロット

2024年1月15日(月)再販。


ボルトハンドルはシリンダーに溶接されています。それを覆うダストカバー、みな鉄製です。レシーバーは亜鉛ダイキャスト製です。

コッキングすると「チャキーン」という作動音がリアルです。ダストカバーは黒染めで、メッキしていないのでサビに注意して下さい。

刻印は実銃通りに再現しています。ボルトを引ききると真鍮製のノズルが見えます。レシーバーとその前方のチャンバーブロックは亜鉛ダイキャストの一体成型品です。


給弾方法は、マガジンプレートを外し、歯車を回して給弾口を開け、BB弾をジャラジャラ入れてプレートを閉めれば完了です。

リアサイト。たたんだ照尺の中央より後ろにある穴にホップアップの調整ネジがあります(ホップネジ用六角レンチのサイズは1.5㎜)。ネジが直接パッキンを押す方式です。

ホップがあるのでサイトを立てて使用することはありません。出荷前の試射(マルイ・ベアリングバイオ0.25g使用)でホップ調整済みです。


マズル部はストレートですがフロントバンドから後ろはテーパー銃身です。銃身はアルミ製、表面はツヤ消し黒アルマイト処理です。

三十年式銃剣(KTW製)を着剣。なお、フロントサイトの形状で、初期(大正期)のものとわかります。

バットプレートは岩手特産「南部鉄器」を使用しています。銃床は国産オニグルミを使用しています。


【お知らせ】パーツについて

第10ロット以前の旧パーツはない場合があります。

第11ロット以降の新パーツの在庫はあります。

パーツの新旧で互換性がないのは、リアサイトバーとリアサイトベースのピンの穴位置、トリガーガード内部の弾倉板とそれを止めるストッパーです。

 

 


製造記録

H14年10月 第1ロット発売

  • ¥98,000。銃床中国クルミ製。

H15年  4月 第2ロット発売

  • 仕様変更無し。

H17年  2月 第3ロット発売

  • 仕様変更あり。インターロックセフティの廃止、ボルト部を黒メッキに、インナーバレルをアルミから真鍮に。

H18年  3月 第4ロット発売

  • 仕様変更あり。インターロックセフティの復活、ボルト部をメッキから黒染めにもどす、バットプレートを南部鉄器製に、インナーバレル長を640から420㎜に、威力を0.8ジュール以下に。

H20年  4月 第5ロット発売

  • 仕様変更あり。価格を¥108,000に、銃床を国産オニグルミに、付属アクリル棒の廃止、インターロックセフティの再度廃止、マガジンとBBケースの形状を一部変更、チャンバーベースをアルミから鉄製に。

H23年  9月 第6ロット発売。

  • 仕様変更は以下の通り。
  1. 樹脂製だった8点(安全子、着剣部、照尺、照尺基部、ロワータン、弾倉フタ、ダミーボルトストップ、フロントハンドプレート)をメタル合金製に。
  2. 鉄製チャンバーベースを黒メッキ処理に。
  3. ダストカバーをメッキから黒染めに。
  4. 付属のアマニ油(ワトコ油)の廃止。

H24年  7月 第7ロット発売。

  • 仕様変更は以下の通り。
  1. マガジンを残弾無しの構造(エンフィールド、モシン・ナガン方式)に変更。
  2. 鉄製チャンバーベースをメッキから従来のガンブルー仕上げに。

H25年  7月 第8ロット発売。

  • 仕様変更は以下の通り。
  1. リアサイトスプリングを鋼製板バネに。
  2. インナーバレルを495㎜(M70用)に延長。

H26年  7月 第9ロット発売

  • 第8ロットの追加生産で、仕様変更はほとんどなし。

H27年  6月 第10ロット発売

  • 第8ロットからの延長で仕様変更なし。

H28年  12月 第11ロット発売

  1. レシーバーとトリガーガードを金属化(亜鉛ダイキャスト製)。
  2. ウレタン樹脂製品をポリカーボネイト・ABS製に。
  3. ホワイトメタルのキャスト品の多くを亜鉛ダイキャスト製に。
  4. インナーバレル長を430㎜に。

R1年10月 第12ロット発売

  1. 構造、材質は第11ロットと同じ。
  2. 亜鉛ダイキャスト品すべてが黒染め仕上げ(New M1873と同じ)に。

R4年11月 第13ロット発売

  1. 構造・材質・仕上げは第12ロットと同じ。
  2. インナーバレル長を470㎜に。  

R6年01月 第14ロット発売