M70・SPR・A4

M70・SPR・A4

ウィンチェスターM70がベルギーのFN社で生産されるようになってから、ストックは樹脂製、バレル&レシーバーはつやけし仕上げという近代スナイパー・ライフル仕様になりました。特に、マクミランA4ストックを採用したこのSPR(スペシャル・ポリス・ライフル)・A4は米国FBIに制式採用されたことでも知られた名銃です。

【仕様】
全長:1130mm
重量:3500g(装備品を除く)
口径:6mmBB
機構:ボルト式エアーコッキング
付属品:スペアマガジン、試射的
(スコープ、バイポッドは付属していません)
価格:¥75,000(税別)
H24年1月5日発売。
H26年2月5日 第2ロット発売

 

品切れ



SPRのブルバレルは直径25mm、アルミ削り出し1本もので肉抜きのフルートは4本入っています。左はM70プリ64。

ボルト機構も弾倉(写真)も、構造と操作は従来のM70と同じです。



アジャスタブル・チークピースは最大で36mm高くなります。左利きの人は2つのネジを左側に付け替えます。

バットのスペーサーは4個、厚さ12mmと6mmの2種が交互に入っています。長いので、何枚かを抜くことになります。



ホップ調整のダイヤルは、スコープをのぞきながら射撃姿勢のまま回せるように大きくしてあります。

ダイヤルを外すと本来のホップネジがあります。この状態では回すのにマイナスドライバーが必要です。



スコープは長くて大きいものが似合いますね(写真は6-24X42、サイトロン)。

KTW純正スコープ(3-9X40)は対物側がマウントレールに当たらないよう、高さが9mm以上のマウントリングを使用してください。


ベルサ・タイプのバイポット。これが一番似合うのではないでしょうか。

ストックに付いたスリングスイベル・ネジの穴を利用して取り付ける部品が市販されています。



ハリス・タイプのバイポット。これもスリングスイベル・ネジの穴を利用して取り付けるタイプが市販されています。

スリングはプッシュボタン式スリングスイベル(QD)を使用します。 市販品にはサイズ違いが各種あり、東京マルイ製はお勧めです。



SPRは精密度が増した分、ボルト閉鎖時のボルトの押し込みがきつくなっています。ロックプランジャー(中央、銀色パーツ)は、この状態ではボルトハンドルの回転を完全にロックしています。ボルトを強く押して完全に前進させないと(BB弾をチャンバー内の定位置に置かないと)解除できず、ボルトハンドルは倒れません。ちなみに、このボルト閉鎖時に強く押し込む動作は、ハンドルが上がったままではトリガーがロックされて発射できない機構とあわせ、実銃のウィンチェスターM70のモーゼル・アクションどおりの動きです。

M70のチャンバー機構はこれまでに3回、構造を変えています。初代がゴムのOリングで、じわっとチャンバーパッキンに圧をかける方法だったのを、2代目はゴムではなく金属パーツでダイレクトに圧力をかけ、3代目はその金属パーツがC形(片持ち)だったものをO形(両持ち)変えました。SPRは最新の3代目チャンバー(写真)を使用しています。ちなみに、「命中性能はどれが一番良いのか」という結論は出ていません。言えるのは、KTW商品で一番命中精度が高いのがM70ということです。



リリースレバーを押してボルトを抜き出す場合、SPRはストックを外して行います。ストックは実物どおり、ボルトを抜くための溝がある構造ですが、あくまで実銃のボルト用で、この長いボルトは抜き出せません。

なお、ボルトを入れるとき途中でトリガーを引いてシアを倒しさらに奥まで入れるのですが、この位置で止まる場合があります。シアが倒れたままでセフティがボルト前進を妨げているためで、その際は細いドライバーを入れてシアを起こせば解除できます。



別売品

マクミランA4ストック(レプリカ)
価格¥14,000

SPRブルバレル 価格¥14,500

(アウターバレル&ホップ調整ブロックAssy)
*取り付けには一部加工および調整が必要です。

加工取付費¥3,000(送料代引き料別)で、KTWにお任せ下さい。